盗作とオリジナルの境界とは?~様々な手法から知る作品への眼差し~

近年、さまざまな世界で話題になっている盗作・パクリと言った問題。他人の著作物を模倣するのは良いことではない…だれもがそういった認識は持っているでしょう。しかし、その一方で境界線が微妙でわかり辛いのも事実です。 - 昔と違う、人々の得る情報量

昔と違う、人々の得る情報量

アイデアもとの情報に対する作家の主導権がなくなった
インターネットが一般的でなかった時代と、スマートフォンが普及して老いも若きもネットに触れている今の時代では、情報量が違います。だからこそ、作家たちに対して「盗作ではないか」という意見がでやすいのかもしれません。

物事の情報源が雑誌や口コミなどだった時代は、どのようにして情報を集めてくるかも、作家の技術のひとつでした。乱暴な言い方をすれば、センスのいい「パクリもと」を見つけることも、才能だったということです。

しかし、インターネットが普及すると、誰でも検索すればぼうだいな量の情報を得られるようになりました。おかげで、作家に情報のイニシアチブがなくなり、一般の人々も作家の情報源を簡単に見つけることができます。

結果として、以前よりも参考にした資料との類似点を指摘されることが増え、作家たちは注意して情報を活用することが求められるようになりました。とはいえ、インターネットでも工夫しないと得られない情報はあります。

結局のところ、今も昔も情報の仕入れ方を工夫し手間をかけることが重要なのかもしれません。ただ、今は単に仕入れただけで満足するのではなく、どのように自作品に取り入れるかも、よく考えなければならないということです。