盗作とオリジナルの境界とは?~様々な手法から知る作品への眼差し~

近年、さまざまな世界で話題になっている盗作・パクリと言った問題。他人の著作物を模倣するのは良いことではない…だれもがそういった認識は持っているでしょう。しかし、その一方で境界線が微妙でわかり辛いのも事実です。 - マネる手法その1「オマージュ」

マネる手法その1「オマージュ」

オマージュ作品には必ず敬意が込められている
創作物のなかには、あえて人の作品をマネるという手法で作られるものがあります。ある種の「パクリ」ではありますが、方法として確立されているため問題視されません。今回はマネル手法のひとつ、オマージュについて紹介します。

オマージュとはフランス語で、「hommage」とつづり、敬意や尊敬や賛辞を意味するそうです。創作を語る際には「~へのオマージュが随所に見られる」というような形でつかわれます。例をあげますと「日本文化への」などです。

「日本文化へのオマージュ」と言われた場合、作品を作った方は、日本以外の国の方、もしくは日本文化で育ってはいない方と考えられます。つまり、日本に抱く憧れや尊敬の念を作品に込めて作った、ということです。

ですから、作品のいたるところから、どことなく日本文化を感じさせる表現が見受けられるものになります。オマージュするものは特定の作者や作品であることもあり、ものによっては本当にそっくりになることもあるようです。

オマージュには、言葉が意味するようにマネる対象に「敬意をもっていること」が欠かせません。だからこそ、知っている人が見れば、本当に強い思い入れがあることが感じられ、「盗作」ではなく「リスペクト」だとわかるのでしょう。