盗作とオリジナルの境界とは?~様々な手法から知る作品への眼差し~

近年、さまざまな世界で話題になっている盗作・パクリと言った問題。他人の著作物を模倣するのは良いことではない…だれもがそういった認識は持っているでしょう。しかし、その一方で境界線が微妙でわかり辛いのも事実です。 - いま変化する、オリジナルと盗作の境目

いま変化する、オリジナルと盗作の境目

この世に盗作じゃない創作物は存在しない!?
すべての創作物は、過去にあった数多くの作品から影響を受けています。創作者本人が自覚しているかどうかは別として、自分が見てきた作品を自作にとりいれて、自らのオリジナルとすることは、どう頑張っても避けられません。

しかし、影響を受けた作品の作風や技法をあまりにも強く反映させてしまうと盗作、いわゆる「パクリ」などと言われる代物になってしまいます。作った本人にどういう意図があるかは関係なく、盗作に見えてしまうことが問題です。

つまり「パクリ」かどうかの基準は、作品を見る人々によって変わると言えます。逆を言えば、どれほど似ている点がわずかでも、目にした人が模倣だと判断してしまえば、すべての創作物は偽物とみなされてしまうというわけです。

とはいうものの、たいていは細かい類似点をいちいち指摘することはありません。したとしても極少数の人であり、評価に影響を及ぼさないものです。しかし、インターネット、特にSNSが普及してからは事情が変わってきています。

ですから、今一度盗作とオリジナルの境目となるのはどこか、ということについて考えてみた方がいいのではないでしょうか。そして、「盗作」とみなされない創作物とはどういうものかについても思いを巡らしてみましょう。