盗作とオリジナルの境界とは?~様々な手法から知る作品への眼差し~

近年、さまざまな世界で話題になっている盗作・パクリと言った問題。他人の著作物を模倣するのは良いことではない…だれもがそういった認識は持っているでしょう。しかし、その一方で境界線が微妙でわかり辛いのも事実です。 - 美術史を知れば盗作問題は減る?

美術史を知れば盗作問題は減る?

美術の知識をもっていることの重要性
盗作問題をなくすために法や資格などルールを作り整備することも大事ですが、観衆となる人々に正しい知識を広めることも大事でしょう。できるだけ多くの人が学ぶためには、やはり義務教育の段階で教える必要があります。

もちろん今でも美術の授業はあるでしょう。しかし、美術史に力を注いでいるところは少なく、どちらかと言えば内容は実技寄りです。盗作か否かを判断できるようになるには、歴史を深く知らなければなりません。

ですから、さわりだけでなく、もっと詳細に美術の歴史や用語を教えるようにする必要があります。もちろん、学んだ全員が覚えるようにはならないでしょうが、今よりもずっと、知識のある人が増えることは確実でしょう。

ただ「やらなければならないこと」として勉強すると、学校を卒業したあとにすぐ忘れてしまいます。長く知識として頭にとどめておくためにも、美術史に興味をもてるような授業方法を、新たに考えださなければなりません。

ということで、まずやるべきは、美術を教える側の人間を育てることでしょう。いい教師が増えて、面白い授業になれば、自然と生徒も意欲的に学ぶようになります。つまり、何よりも人材の育成が重要だということです。