盗作とオリジナルの境界とは?~様々な手法から知る作品への眼差し~

近年、さまざまな世界で話題になっている盗作・パクリと言った問題。他人の著作物を模倣するのは良いことではない…だれもがそういった認識は持っているでしょう。しかし、その一方で境界線が微妙でわかり辛いのも事実です。 - 今や作品の評価を決めるのは大衆!?

今や作品の評価を決めるのは大衆!?

専門家ではなく一般大衆が評価する時代
盗作が騒がれるようになったのは、作家が原因ではないかもしれません。もちろん、本当に盗作である場合は作り手に責任がありますが、単に疑惑が浮上しただけで作家が非難されるのは、別に原因があるように思えます。

疑いの目を向けられる方が悪いという見方もあれば、考えもせず条件反射的に反応する観衆が悪いとする見方もあるでしょう。しかし、根本はもっと別のところ、現在の作品の価値がどのように決まるかということにあると考えます。

以前は、ある作品にたいしての評価を決めるのは、作品が分類されるジャンルにおいて権威をもっている会社や委員会などでした。だからこそ、賞をとることは重要であり、業界で名を上げコネを作ることが重要だったわけです。

しかし、SNSなどで情報を得て、ネット上の口コミが大きな影響力をもつようになった今、作品の評価を左右するのは業界人ではなく一般大衆です。現代の日本では、ネットの反応次第で作家が消えていくことも少なからずあります。

もしかするとこれからの作家は、批評家や大御所ではなく、一般大衆にこそ深く理解され愛される作品作りをする必要があるかもしれません。その場合、大衆受けと芸術性をどう両立するかが今後の課題となるでしょう。